Python向けウェブアプリケーションフレームワーク「Django」(ジャンゴ)のマイナーアップデート「Django 1.1」が29日リリースされた。
1,200以上のバグフィックスの他、O/RマッパーにおけるSQLの集計関数(COUNT、MAX、MIN等)への対応や同一モデル内のフィールドどうしの比較のサポート、モデルをデータベースと自動連係させるかどうか選択できるmanagedオプション、テストフレームワークの改善といった多くの新機能が追加された。
なお、後方非互換の変更もいくつか含まれているため、1.0からアップグレードする際には既存のプロジェクトに影響を与えないかよく再確認するように呼びかけている。例えば、64ビットマシンでのデータベースのCONSTRAINT句による制約名の変更、テストケースの挙動の変化、信頼性が担保されないことが立証されたリバースプロキシ関連のミドルウェア「SetRemoteAddrFromForwardedFor」の削除等を挙げている。
また、URLconfにおけるadmin.site.rootでのAdminサイトの登録はDjango 1.1では非推奨とされ、include(admin.site.urls)に変更すべきとしている。
その他の詳細はリリースノートを参照のこと。
【関連リンク】
・Django 1.1 released(Djangoの開発チームブログ)
・Djangoのダウンロードページ
・Django 1.1 release notes
・Djangoチュートリアル(前編)(CodeZine)
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斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
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