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現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(SPREAD)

SPREAD for .NET Windows Forms Editionを使った開発の極意

市販コンポーネントのパイオニアSPREAD for .NETの使い方を短時間で習得

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デザイナを使ってインターフェースのデザインを決める

 サンプル「CZ0909FollowerType2」ではコードを明記して指定したデザインですが、SPRAD for .NETでは、デザイナを使うことでも同様のデザインを実現できます。デザイナを使えば、Designer.vbの中にコードが記述され、IDEでも表示フォーマットと同じ見た目で表示できます。

図3 サンプルCZ0909FollowerType3のIDEでの表示
図3 サンプルCZ0909FollowerType3のIDEでの表示

シートの設定

 プロパティウィンドウで、SPREAD for .NETのSheetsプロパティにあるボタンをクリックするとSheetViewコレクションエディタが起動します。次のプロパティを設定します。

  • AutoGenerateColumn :False
  • DataAutoCellTypes :False
  • DataAutoSizeColumns :False
  • ReferenceStyle :R1C1
  • ColumnCount :9
図4 SheetViewコレクションエディタ
図4 SheetViewコレクションエディタ

列の設定

 列の設定は、SheetViewコレクションエディタから「セル、列、行エディタ」を起動して行います。

図5 セル、列、行エディタ
図5 セル、列、行エディタ

 「セル、列、行エディタ」は、左側のスペースで範囲を選択し、右側のスペースでプロパティを設定します。列ヘッダをクリックして列を選択すれば列のプロパティ、行ヘッダをクリックして行を選択すれば行のプロパティ、セルを範囲指定すればセルのプロパティが設定できます。

 また、Formulaプロパティに数式を設定する際も、数式エディタを使えば数式の正当性がチェックできるため、修正と実行を繰り返しながら数式を探る必要がなくなります。

図6 数式エディタ
図6 数式エディタ

 SheetViewコレクションエディタからはシートスキンエディタも表示可能なため、スキンを切り替えながら好みのデザインを探せるので便利です。

図7 シートスキンエディタ
図7 シートスキンエディタ

SPREAD for .NETデザイナ

 フォームに配置したSPREAD for .NETを右クリックし、ショートカットメニューを表示して、その中から「SPREADデザイナ」を選択すれば、SPREAD for .NETデザイナが立ち上がります。

 このデザイナを使えば、見た目を確認しながらSPREAD for .NETの設定が行えます。もちろん、SheetViewコレクションエディタなどで設定した内容をすべて指定でき、ヘッダの結合などもGUIで行えます。

図8 SPREAD for .NETデザイナ
図8 SPREAD for .NETデザイナ

 例えば、B、C、D列ヘッダを結合するには、B列のヘッダをクリックし、[スプレッド]-[列]-[列ヘッダ]メニューを選択し、ヘッダエディタを起動して行います。

図9 ヘッダエディタ
図9 SPREAD for .NETデザイナ

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この記事の著者

初音玲(ハツネアキラ)

 国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。 個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。 Microsoft MVP for Windows Development ブログ:http://hatsune.hatenablog.jp/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/4436 2009/09/30 14:00

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