一般社団法人Mozilla Japanは9日、Windows 7に対応したオープンソースのメールクライアント「Thunderbird 3」を正式公開した。
Mozilla Japanは9日、Windows 7に対応したオープンソースのメールクライアント「Thunderbird 3」(サンダーバード3)を正式公開した。およそ2年半ぶりのメジャーアップデートで、高速な全文検索エンジンや、メッセージのタブ表示、Gmailとの統合など、さまざまな機能が加えられている。
Thunderbird 3は新開発の検索エンジン「Gloda」を搭載し、前バージョンより30倍以上の高速化を実現した。また、ウェブブラウザのような「タブ」型のユーザインタフェースを採用し、複数のメッセージや検索結果を個別のタブに開き、切り替えて表示することができる。
また、IMAPを利用したGmailとの統合が強化され、Gmailのタグや特別なフォルダを通常のフォルダと同じように扱えるようになった。さらに、新しい「メールアカウント設定ウィザード」では、Mozillaのプロバイダデータベースを参照して、メールサーバが自動で設定される。
そのほか、添付ファイルの付け忘れ防止機能や、メッセージアーカイブ、ワンクリックアドレス帳などの機能があり、拡張機能やテーマなどの Thunderbird用アドオンを利用できる。Windowsの検索機能(Vistaおよび7)やMac OSの「Spotlight」検索とも連動して動作する。
【関連リンク】
・Thunderbird 3
・Mozilla、Windows 7 対応メールソフトの決定版「Thunderbird 3」を正式公開(プレスリリース)
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