仮想マシンによるコンパイラ基盤「LLVM 2.7」が4月27日、リリースされた。マシン語のアセンブル/逆アセンブルが可能になり、ソフトプロセッサ MicroBlazeがターゲットに追加された。
コンパイラ基盤「LLVM 2.7」が4月27日、リリースされた。ソースコードの他、ClangあるいはGCCを利用するFreeBSDやLinux、Mac OS X、Windows(MinGW)向けのバイナリファイルが「LLVM Download Page」からダウンロードできる。
LLVM(Low Level Virtual Machine)は、UIUC(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校)を中心に開発されている仮想マシンによるコンパイラ基盤で、アップルコンピュータが出資している。従来はGCC(GNUコンパイラ)がフロントエンドに利用されてきたが、現在ではClangでも自身をコンパイルできるほどになっている。
バージョン2.7は、マシン語のアセンブル/逆アセンブルが可能になった最初のリリースで、またソフトプロセッサ MicroBlazeがターゲットに追加された。LLVM IRには拡張可能メタデータ機能が追加され、これで構築された新しいデバッグ情報により、デバッグ体験が向上している。
【関連リンク】
・[llvm-announce] LLVM 2.7 Release!
・LLVM 2.7 Release Notes
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