Mozilla Japanは、WebブラウザFirefoxの最新版「Firefox 8」と、メールソフトThunderbirdの最新版となる「Thunderbird 8」を、8日深夜に公開した。Firefox 8はWindows/Mac/Linux版およびAndroid版が、Thunderbird 8はWindows/Mac/Linux版がリリースされている。
Firefox 8のWindows/Mac/Linux版は、新たに検索エンジンとしてTwitterを追加した。Twitter検索では、旬の話題やハッシュタグ、Twitterのユーザー名で検索を行える。また、たくさんのタブを開いている場合に、起動時間を短くできるよう、タブを選択するまで読み込まないよう設定できる。セキュリティ関連では、アドオン管理を強化し、ユーザーの許可なくアドオンをインストールできないようになっている。
他にも、クロスオリジンリソース共有(CORS)に対応したことで、WebGLテクスチャを他のドメインから安全に読み込めるようになるとともに、簡単なHTML5マークアップによって、ブラウザのコンテキストメニューへ任意の項目を追加可能となった。
Android版では、マスターパスワードによってFirefoxに保存されているすべてのユーザー名とパスワードを保護できる機能を追加。また、HTML5ベースのWebアプリを、ネイティブアプリと区別せずに使えるようになり、ブックマークしたWebサイトやWebアプリのアイコンをAndroidのホーム画面に追加し、タップして起動できるようになっている。なお、Firefox 8には前バージョンで見つかった、セキュリティ問題の修正も含まれている。
Thunderbird 8は、これまでのバージョンと比較して大きな変更はないが、前バージョンで発見されたセキュリティ問題を修正。また、スケジュール管理機能を備えたThunderbird用アドオン「Lightning」の正式版が、併せて公開されている。「Lightning」は、複数のカレンダーを管理したり、毎日のタスクリストを作成したり、友人や同僚をイベントやミーティングへ招待したり、といった機能を搭載している。
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