ペイパルは、日本の大手デジタルコンテンツプロバイダが提供しているデジタルコンテンツの海外向け販売での支払いの受け取りを支援する、キャリア決済サービス「ZONG」の日本における提供を18日に開始した。「ZONG」を利用することによって、コンテンツプロバイダは各国のキャリアとの個別契約をすることなく、44か国と250社のキャリア、および32億のモバイル端末での決済を一元的に実現できる。
「ZONG」は、ZyngaやFacebookなど世界中のコンテンツプロバイダが利用している。ペイパルは、「ZONG」を提供することによって、日本におけるデジタルコンテンツプロバイダのオンラインゲームやモバイルアプリ、電子書籍、SNSの課金コンテンツといった、デジタルコンテンツの海外展開を支援する。
デジタルコンテンツの売り手が、「ZONG」を導入することによって、クレジットカードを持っていない海外のモバイルユーザーからの支払いの受け取りが可能になる。売り手側には、初期費用や月額費用の負担は発生せず、売り手の銀行口座またはペイパル口座に入金を行う。
セキュリティ面では、モバイル電話番号による認証や、PINコード・トランザクション認証などの詐欺防止機能など、デジタルグッズのための優れたリスク・マネジメント・ツールボックスを利用できる。
購入者のモバイル電話番号や、アカウントの認証が数秒で実行可能で、購入したデジタルコンテンツの支払いを携帯電話の請求にまとめられる。簡単かつ素早い支払いを実現し、従来のクレジットカード決済と比較して高速に購入手続きを完了できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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