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第20回「日本IBM科学賞」 受賞者発表

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第20回「日本IBM科学賞」の受賞者が発表された。コンピュータサイエンス部門では、Javaを極力単純化した計算モデル「Featherweight Java」を構築した五十嵐氏が受賞。

 日本IBMは、第20回「日本IBM科学賞」の選考を終え、単独で初の女性受賞者を含む5件5名の受賞者を本日発表した。

 日本IBM科学賞は、日本における科学分野の学術研究の振興と若手研究者の育成に寄与することを目的に、同社で1987年に創設された賞で、今回で20年目を迎える。本年は、125件の応募の中から、江崎玲於奈氏を委員長とする7名の審査委員による選考が行われた。

 今回の受賞者とその研究業績は下記の通り(敬称略)。

  • 物理分野
  • 香取秀俊 「超高精度原子時計を実現する「光格子時計」の開発」
  • 化学分野
  • 鈴木俊法 「超高速光電子分光法の開発と化学反応ダイナミックスの研究」
    野崎京子 「光学活性高分子の触媒的不斉合成」
  • コンピューターサイエンス分野
  • 五十嵐淳 「オブジェクト指向言語のための型理論」
  • エレクトロニクス分野
  • 伊藤公平 「IV族同位体エレクトロニクスの提案と推進」

 コンピューターサイエンス部門では、五十嵐氏が、オブジェクト指向言語の理論と実装との乖離を埋めるため、Javaを極力単純化した計算モデル「Featherweight Java」を構築し、オブジェクト指向言語の基礎理論の展開するための枠組みを確立したことが評価された。

 授賞式は、11月21日に千代田放送会館(東京都千代田区)で開催され、受賞者による研究内容の発表も行われる。

プレスリリース:第20回「日本IBM科学賞」受賞者決定

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https://codezine.jp/article/detail/681 2006/10/25 13:30

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