14日、翔泳社主催の「Developers Summit 2013」(通称、デブサミ2013)が、目黒雅叙園(東京・目黒)で開幕した。当初予定していた全10回の開催を昨年終え、終了する予定だったが、業界の継続の声に応え、デブサミ第2章としてリスタートした。
今回は「Action!」をテーマに、「Enterprise」「Social/Game」「StartUp」の3軸で、全74セッションが2日間にかけて講演される。開催にあたり、44のスポンサー、55人のコーヒースポンサー、130人のスピーカー、34のコミュニティ団体、14人のコンテンツ/アクションコミッティーの協力を得た。
デブサミ事務局長の同社取締役 岩切晃子氏は今回のテーマ設定について、次のように語った。
「従来のデブサミは、共感により次の技術、メンター、コミュニティを見つけるためのポータルイベントとして位置づけてきたが、一昨年の東日本大震災をきっかけに、『共感』から『行動』へという想いが強くなった。デベロッパーの皆さんが主役になって、未来に新しいものをどんどん作っていただき、私たちの生活をよくしてもらいたいという願いを込めて、今回『Action!』というテーマを選択した」(岩切氏)
具体的には、「皆さんがやりたいと思っていることを口に出していただき、その精度や速度を上げるお手伝いをしたい」と説明している。その一環として、今回Action!カードが各セッションで配布され、セッションで想起されたアイデアを書きとめることで、後から思い出したり、友人と共感したりすることを促した。
また、Twitterを利用したキャンペーンも行っており、#dActionというタグをつけて行動のアイデアをつぶやくことで、特設ページでシェアされ、仲間が生まれる効果を期待している(特に応援したい方には翔泳社書籍がプレゼントされる)。
岩切氏本人のAction!については、「いくつか海外のカンファレンスに参加して、日本語や想いの壁があることを感じた。今年はスピーカーに書いたもらった書籍を海外に出す活動をし、日本のエンジニアもグローバルで活躍できることを伝えたい」と述べ、開幕の挨拶を結んだ。
【関連リンク】
・「Enterprise」「Social Game」「startup」3つの世界のAction!:Developers Summit 2013
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斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
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