エンバカデロ・テクノロジーズは、AndroidとiOS両方のアプリ作成に対応したソフトウェア開発環境「RAD Studio XE5(ラッドスタジオ・エックスイーファイブ)」を、12日に発売した。
「RAD Studio XE5」は、PC、タブレット端末、スマートフォン向けのネイティブアプリケーションを効率的に構築可能な開発ツールスイート製品で、開発はコンポーネントと呼ばれるプログラミング部品を、設計画面にドラッグ&ドロップして、コードを記述する。高機能なプログラム部品が数多く搭載されているので、記述しなければならないコードは最小限で済み、通常のプログラミングと比較して5倍以上の開発効率化を実現している。
開発したアプリケーションは、それぞれのデバイスのCPUで直接実行されるネイティブコードなので、パフォーマンスや品質を犠牲にせず、Android、iOS、Windows、OS Xといったプラットフォームで実行できる。
製品には、Windows、Mac、iOS、Android向けネイティブ開発に対応する「Delphi XE5」、C++11(プログラミング言語C++の最新標準)に準拠したWindows/Macクロス開発C++環境「C++Builder XE5」、および「HTML5 Builder XE5」を含んでおり、それぞれのデバイスごとにアプリケーションを作り直す必要はなく、単一のコードベース、単一の開発チームで、複数デバイスへの対応を可能にしている。
「RAD Studio XE5」は、「Professionalエディション」「Enterpriseエディション」「Ultimateエディション」「Architectエディション」の4種類のエディションを用意しており、「Delphi XE5」「C++Builder XE5」についてもそれぞれ「Starterエディション」「Professionalエディション」「Enterpriseエディション」「Ultimateエディション」「Architectエディション」の5種類のエディションを用意する。
【関連リンク】
・エンバカデロ・テクノロジーズ
・「RAD Studio XE5」
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