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NEC、クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」の販売を10月から開始

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 NECは、サービスのコスト・性能・信頼性に関する幅広い顧客ニーズに対応した、新たなクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」の販売を、10月に開始する。なお、サービスの提供は2014年4月の開始を予定している。また、サービスの提供拠点として、2014年1月に神奈川県内に「NEC神奈川データセンター」を新設する。

 「NEC Cloud IaaS」は、国内トップクラスの低価格を実現し、処理量に応じてサーバ台数を迅速に増減可能で、時間課金を利用してコストを最適化できる、負荷変動が大きなWebサーバや大規模な並列処理に適した「NEC Cloud IaaS(STD)」と、利用するCPUコア数やメモリの柔軟な拡張が可能で、データベースなどの処理量が増加した際も、サーバ性能をきめ細かく向上できる、高性能・高信頼を必要とする基幹業務に適した「NEC Cloud IaaS(HA)」の、2種類を用意している。

 「NEC Cloud IaaS(STD)」と「NEC Cloud IaaS(HA)」は、「NEC神奈川データセンター」で密に連携し、業務システム全体の性能・運用の最適化を可能にする。また、SDN(Software-Defined Networking)を活用し、顧客構築システムからの容易な移行や、短時間でのICT資源の調達などを実現している。

 さらに、NECのセキュリティ専門組織と連携したサイバー攻撃防御、セキュリティ監視、ID・アクセス管理サービスによって、外部からの脅威に対するセキュリティを確保する。

 また、サーバ、ストレージ、ネットワークを、顧客が同一画面から調達・管理(プロビジョニング)できるセルフサービスポータルを提供し、「NEC Cloud IaaS」だけでなく、他のクラウド基盤サービスや顧客構築システムの監視、利用状況、構成情報などを統合的に管理可能な機能を提供し、クラウド導入の進展にともない複雑化する運用管理業務の効率化を実現している。

 あわせて、NECが顧客に代わってシステム全体を統合運用するサービスの提供も行う。

 「NEC神奈川データセンター」専用に、最新の低消費電力CPUを採用した省電力高集積サーバを新たに開発するとともに、冷媒の気化・液化の際の熱循環によって冷却する「相変化冷却方式」を基に、NECの中央研究所が開発した空調設備を導入し、冷却に必要な消費電力を約30%削減する。

 なお、「NEC Cloud IaaS」と連携可能なハウジングサービスも「NEC神奈川データセンター」にて提供を行い、両サービスの組み合わせによって、顧客システム全体の運用効率化を実現している。

【関連リンク】
NEC
「NEC Cloud IaaS」

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