米オラクルは、「Oracle Cloud」にクラウド上の世界最先端のデータベースとJavaアプリケーション・サーバにアクセスするための、マネージド・サービス・オプションと完全管理コントロールに対応した新規サービスを新たに投入して拡張を行うことを、24日(現地時間)に発表した。
米オラクル、「Database as a Service」「Java as a Service」「Infrastructure as a Service」の導入でOracle Cloudを拡張
「Oracle Cloud」に新たに導入されるのは、「Database as a Service」「Java as a Service」「Infrastructure as a Service」の3つのサービスで、アプリケーション、ソーシャル、プラットフォーム、インフラストラクチャ・サービスで構成し、サブスクリプション・ベースで利用可能な包括的クラウド・サービス・ポートフォリオを拡充する。
「Database as a Service」は、テスト済み構成をベースとした「Oracle VM」仮想化環境で実行される専用データベース・インスタンス、任意のデータベース・アプリケーション、言語、接続方式のサポート、データベースの柔軟な管理コントロールを備えており、ユーザーとパートナーがアプリケーションを開発、展開する上で役立つ内容の提供を行う。
「Java as a Service」は、テスト済み構成をベースとした「Oracle VM」仮想化環境で実行される専用「Oracle WebLogic Server」クラスタ、任意のJavaアプリケーションのサポート、アプリケーション・サーバの柔軟な管理コントロールを備えており、パッチ適用、バックアップ/復旧、クローニングなどの自動化・簡略化されたライフサイクル・オペレーション、「Maximum Availability Architecture」による高可用性を利用できる設計を実現している。
「Infrastructure as a Service」は、「OpenStack Nova」との互換性を持つ弾力性のあるコンピューティング・サービスと、「Oracle Virtual Assembly Builder」アセンブリおよび「Oracle VM」テンプレートを展開可能な仮想CPUを提供する。
また、完全な持続性を持ち、「Oracle Cloud」サービス間で移植可能な直接接続型、ネットワーク接続型、またはDBMSで運用されるストレージといった形式の、弾力性のあるブロック・ストレージを実現し、各種「Oracle Cloud」サービス向けオブジェクト・ストレージ、およびJavaとREST APIをサポートするOpenStack Swiftとの互換性を備えている。
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