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Secure iNetSuite for .NET 4.0Jを最新環境で使ってみる

Windows 8.1+Visual Studio 2013+Secure Mail for.NET 4.0Jの組み合わせを確認

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2013/10/31 14:00
目次

Windowsストアアプリへの適用例

(※サンプルファイルの「CZ1310Wrt」に対応)

 WPFアプリでもSecure iNetSuiteが使えたので、試しにWindowsストアアプリでも使ってみましょう。デスクトップアプリであるWindowsフォームアプリやWPFアプリは.NET Framework(今回は.NET Framework 4.5)で動作します。対して、クラスの作りは非常によく似ていますが、WindowsストアアプリはWindows Runtimeという別フレームワーク上で動作します。Windows 8.1+Visual Studio 2013+Windows Runtimeの組み合わせは、Secure iNetSuiteの実行環境としてはまったく想定外の環境だと思われます。

プロジェクトの構成

 Visual Studio 2013を起動して[ファイル]-[新しいプロジェクト]から[Visual Basic]-[Windowsストア]-[新しいアプリケーション]を選択し、Windowsストアアプリの新規プロジェクトを作成します。

 新規プロジェクトが作成できたら、以下の操作を行い、プロジェクトの初期状態を定義します。

  1. 「Views」「ViewModels」「Models」の3つのフォルダを作成
  2. MainPage.xamlファイルをViewsフォルダに移動
  3. ViewModelsフォルダにMainViewModelクラスを作成
  4. ModelsフォルダにMailModelクラスを作成

 MailModelクラスやMainViewModelクラスの役目やコードは、WPFアプリのサンプルコードと同じ内容になります。

図9 プロジェクト構成
図9 プロジェクト構成

Secure Mailの参照追加

 Secure Mailコンポーネントの参照設定を行います。

 ソリューションエクスプローラーでプロジェクト名を右クリックして[追加]-[参照]メニューから[参照マネージャー]ダイアログを表示します。続いて[アセンブリ]の中を探してみますが、「PowerTCP Mail for.NET」は表示されません。サポートしていないことがほぼ確定していますが、[参照…]をクリックして「Dart.Mail.dll」を直接参照してみます。

 すると「.NETCoreではなく.NET Frameworkを対象としている」ため、サポートされていませんと明確に断言されてしまいます。

図10 参照の追加
図10 参照の追加

 残念ながらWindowsストアアプリでは、Secure iNetSuiteを現時点で使用することはできないようです。もちろん似ているとはいえ.NET Frameworkとは別の仕組みなので、使えなくて当然なのです。ちょっと無茶しすぎましたね。

まとめ

 あえてツールボックスからドラッグ&ドロップで配置して使う方法を封印してSecure Mailを使ってみましたが、どのような印象になったでしょうか。ドラッグ&ドロップで作った時との相違点は、基本的には「pop As New Dart.Mail.Pop」と明示的にコンポーネントからオブジェクトを生成するコードのみになります。参照追加やライセンスファイルという手間はありましたが、どちらの方法でも難易度に大差はないと言えるでしょう。

 それよりも、WPFアプリなどWindowsフォームアプリ以外でも使えるということの方が重要だと思います。今回は取り上げませんでしたが、Windowsサービスアプリの中でも使用可能なので、サーバーにWindowsサービスとしてSecure iNetSuiteを使ったアプリを常駐させておき、FTPやメールでの自動連携を実現するようなシステムも構築できます。

 ぜひ、Secure iNetSuiteを使って、安心・安全な日本語メール環境/日本語ファイル転送環境を実現してみてください。



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著者プロフィール

  • 初音玲(ハツネアキラ)

     国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。  個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。  Microsoft MVP for Windows Development...

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