前回、『オープンソースのワークフローエンジン「Activiti」入門』で、Activitiの機能概要やActiviti Explorerの基本機能を中心に説明しました。今回は、『Activiti Engineの"Java API"』を使って、簡単なワークフローアプリケーションを開発したいと思います。
1.開発対象のアプリケーションについて
本チュートリアルでは、「交通費申請アプリケーション」を開発します。
交通費申請のワークフローは、以下のとおりです。
- 申請者が「利用した鉄道区間」「運賃」「利用日」などの情報をもとに申請を行ないます。
- 庶務担当者が「鉄道区間」「運賃」をチェックし、承認/却下を行ないます。
- マネージャーが、最終的に承認/却下の判断をします。
交通費申請アプリケーションの画面群
アプリケーション完成時の画面イメージは、以下のとおりです。
2.開発環境のセットアップ
『オープンソースのワークフローエンジン「Activiti」入門』でインストールしたIDEに、以下のEclipseプラグインを追加してください。
- DbLauncher Eclipseプラグイン
- SAStrutsPlugin
-
ResourceSynchronizer
(インストール参考情報)
Tomcat Launcher
tomcatPluginV33.zipをダウンロード後に解凍し、com.sysdeo.eclipse.tomcat_3.3.0フォルダをeclipseのpluginsに置いてください。
サンプルファイルのインポート
記事に添付されているサンプルファイル(transportation_tutorial.zip)をダウンロードし、お使いの開発環境(Eclipse)へインポートしてください。