柳井です。 物の見方や考え方は、言語に多くを依存しています。以前、「認知科学モノグラフ5 ことばの学習のパラドックス」という本を読みました。 この本には、親がどの言語をしゃべっているかによって、その言語の特徴に応じて、赤ん坊の世界の把握の仕方が変わるという実験結果が載っていました。どうしてこういったことが起こるのか? それは、“言語”というものが、自分を取り囲む世界を、脳内でどう扱うかという処理の方法でもあるからです。 プログラム言語も、人間がしゃべる言語と同様に、さまざまな違いを持った言語が多数存在しています。その違いの多くは、どういったデータ(世界)をどのように処理するか(扱うか)という点にあります。 違う言語をしゃべる人たちの住む場所に行くと、その人たちとの世界観のギャップに驚かされることがあります。同じように、たまには普段と違うプログラム言語を使ってみると、新鮮な世界を垣間見れるのではないかと思います。 |
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連載4コママンガ。ウィルスは次々に被害を拡大させていく……。毎週火曜日更新。
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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