米Amazon Web Servicesは、AWS上で実行されるアプリケーションの動作を分析して、潜在的なセキュリティの問題を特定できる自動セキュリティアセスメントサービス「Amazon Inspector」のプレビュー提供を、10月7日(現地時間)に開始した。
「Amazon Inspector」は、アプリケーションごとに動作し、一連のAWSリソースの定義によってアプリケーションのセキュリティアセスメントを作成・実行する。アプリケーションはタグで識別し、アセスメント作成時には実行間隔を定義する必要がある。
アセスメント実行中は、各EC2インスタンス上のInspector Agentがアプリケーションのネットワーク、ファイルシステム、プロセスの動作を監視して、他のAWSサービスとのセキュアな通信の詳細や、セキュア通信の利用、インスタンス間のネットワークトラフィックなどの情報を収集する。
収集した情報は、標準的なコンプライアンス基準やAWSセキュリティチームの代表的なぜい弱性に対する知見によって、相関分析やセキュリティルールセットとの比較・分析が行われ、一般的なぜい弱性や漏えいの有無をはじめ、ネットワークセキュリティ/認証/OSのセキュリティ/アプリケーションのセキュリティのベストプラクティス、PCI DSS 3.0アセスメントのルールセットに基づくチェックが実行される。
Inspector Agentが検知した問題(findings)は、集約/重要度別のグループ化を経て、包括的なレポートとして確認できる。
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