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キャリアインタビュー

「福岡にUターンして得られた充実感」――アンダス森藤さん


自社製品を企画する醍醐味

―スマイルツールズというのは一言でいえば、どのような製品ですか?

 単品通販の世界では、「2ステップ販売」という手法があります。最初にお試し商品を購入いただいて、そこからフォローメールやリマーケティングの方法で、定期購入への引き上げを行っていく。そのプロセスを一つのパッケージにして提供していくというものが基本コンセプトです。

 最初に、ランディングページでは「スマイルLPO」というものがあります。LPOとはランディングページ・オプティマイゼーションですね。ランディングページ(LP)をA/Bテストで最適化させていきます。次のステップのお客さま情報入力画面ではEFOといって、名前の漢字入力からのカナ自動入力や郵便番号からの住所の自動入力、リアルタイムでのエラー表示などの機能が標準ではついています。さらに次の申し込み確認画面では、本申し込みへの引き上げをすぐに行えるワンタイムオファー機能などがあります。また、お客さま情報入力画面のアンケート結果によって、商品紹介のコンテンツの出し分けをしたりもできます。購入後は、スマイルアナライズという機能で、複数の分析を行うことができます。例えば、RF分析から直近購入と購買数で顧客をセグメント化し、セグメントごとにアプローチをかけたり、マーケティングの分析機能では、広告の効果を間接効果まで含めて測定し、媒体ごとのフォーム到達率や離脱率なども一覧で見えます。スマイルメールという機能では、発送処理をトリガーにして、段階的にフォローメールを自動配信していくというように、ネット単品通販のノウハウが一つのパッケージに入っているというものです。

―そういう製品の開発にあたって、企画に関わることもあるのでしょうか?

 はい、最初はエンジニアとしてプロトタイプを開発し、まずは既存のお客さまにツールを入れていただいて、機能をブラッシュアップしていきました。その段階では、営業サポート的な役割でお客さまとコミュニケーションもとっていき、自ら考えて作るということもどんどんやっていました。やっていくうちに、「これは単品通販に欠かせないツールだな」と自分でも思えるようになって、エンジニア冥利に尽きると感じました。

―1日のパターンはどんな感じでしょうか?

 今、弊社でスマイルツールズ以外の新しい製品を作ろうという動きもあって、午前中はその新規のプロダクトを開発する時間と決めて、別の部屋にこもります(笑)。新サービスやプロダクトの市場でのポジションを決めて競合への強み、どこで優位性をつけるのかなどの戦略を考えていく。その時間はとても貴重で充実感を得ます。

 午後には戻って、スマイルツールズの運用やカスタマイズ、問い合わせ対応などです。

―SIerの未来について、これから厳しくなるのではという見通しが語られますね。SIerからベンチャーへのキャリアチェンジは自分でも、良かったと考えますか?

 昔の派遣の時代が、けっこうネガティブな意味でインパクトが強かったので、今福岡で、この会社で仕事できているっていうことは、とても自由だと感じますね。

 福岡に来て、天神や中洲で多くの人と交流したり、時には競合にあたるような同業の人とも意見交換したりする場所があります。僕自身セミナーやイベント、交流会にも結構出るのですが、そうした環境でスキルを磨いてくことができます。

 また、仕事のオンとオフをきっちり分けることもできます。

 もう一つの大きな違いは、今の会社ではアジャイル的に「どんどん開発していけ」という機運があります。SIerから東京に派遣されていた時には、まったく想像もできませんでした。

 今、SIerで働かれている方で、「このやり方しかない」と思われている方も、エンジニアというフィールドの中でもしかしたら、自分にあった他の環境があるかもしれないと考えてみるのも良いのではないでしょうか。

アンダスのビルの屋上で、仲間たちと

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この記事の著者

京部 康男(Biz/Zine編集部)(キョウベ ヤスオ)

翔泳社メディア事業部 統括編集長、Biz/Zine(ビズジン)の統括および、EnterpriseZine(エンタープライズジン)に関わる他、カンファレンス、セミナー、書籍などの企画・制作に従事。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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