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Apple、次期メジャーバージョン「Swift 3.0」のリリース過程を解説、正式リリースは2016年後半予定

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 米Appleは、プログラミング言語Swiftの次期メジャーバージョンとなる「Swift 3.0」の、リリースまでの過程を、Swift公式ブログの5月6日(現地時間)付の記事で解説している。

 「Swift 3.0」では、言語仕様および標準ライブラリに大きな変更が行われるため、「Swift 2.2」とはソースコードの互換性が失われる。また、(現段階ではまだ開発の初期段階ではあるが)クロスプラットフォームなパッケージの作成・配布を可能にする、Swift Package Managerを新たに備える。

 なお、Swift Package ManagerはDarwinおよびLinuxにも対応予定で、「Swift 3.0」はLinux向けのコードライブラリも搭載している。

 「Swift 3.0」の正式リリースは2016年後半を予定しているが、それに先だって開発者向けのプレビュー版を4~6週間程度の間隔で提供する。

 開発者プレビュー版は、その時点での最終リリースとなる「master」、「master」から作られる開発者向けブランチであり、ユーザーからのプル・リクエストを受け付ける「swift-3.0-preview-<X>-branch」に分けられ、さらに、「swift-3.0-preview-<X>-branch」の最終版を「swift-3.0-branch」と呼ぶ。

 変更はコア部分のみで、大きな変更についてはケース・バイ・ケースで判断される。また、言語仕様やAPIへの変更は「Swift Evolution」プロセスに準拠し、変更を受け入れるか否かの基準は、正式リリースが近づくにつれて、より厳しくしていく。

 最初の開発者向けプレビュー版「swift-3.0-preview-1-branch」の提供は5月12日(現地時間)を予定しており、以降4~6週間ごとに新バージョンの提供を行う。一方、「swift-3.0-branch」のリリースはswift-devなどで議論して決定する。


【関連リンク】
アップル
アップル開発者向けサイト
Swift(英語)

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