米Microsoftは、データベース管理サーバ「SQL Server 2016」を、6月1日(現地時間)に発売した。
「SQL Server 2016」は、データを外部に移動せず、より安全なアグリゲーションおよび機械学習を可能にするとともに、高速かつ並行処理によるリアルタイムなトランザクションが、データベースへのクエリのみで分析を実行できる、非常にシンプルな分析アプリケーションを実現する。
さらに、機械学習モデルのアップデートや、新たなモデルのデプロイ、パフォーマンス監視の、再コンパイルや再デプロイなしでの実行を可能にしたほか、エンタープライズ向けの分析モデルの提供や、複数のインテリジェントアプリケーションにおける、それらのモデルの活用にも対応している。
分析にともなうデータ移動をなくしたため、レイテンシが劇的に減少し、クラウドスケールのオンラインERPであるMicrosoft Dynamics AXでは、トランザクションテーブルにおける非クラスタの列ストアを用いたリアルタイム分析が実現した。
このほか、クロスプラットフォームの分析サポートツールとして、クエリをHadoopやAzure blob storageで実行できるようにするPolybase、Hadoopディストリビューション上で動作するSQL Serverや、Azure HDInsightおよびSparkとの統合を可能にするMicrosoft R Services、Visual Studio IDEを使ってR言語による分析コードを作成できるR Tools for Visual Studioを用意する。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・「SQL Server 2016」
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