マクニカネットワークスは、KDDIが提供を開始した「auでんきアプリ」の開発基盤に、企業向けソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub Enterprise」の導入支援を行ったと、10月12日に発表した。
「auでんきアプリ」は、2016年4月からの電力の全面自由化にともない、KDDIが4月1日に提供を開始した電力サービス「auでんき」において、スマートフォンやPCから電気使用量や電気料金を確認できるようにする専用アプリ。
「auでんきアプリ」の開発にあたって、KDDIはスピードを意識したアジャイル型開発スタイルの推進を可能にする開発環境を検討するとともに、開発者・運用者同士でソースコードとドキュメントを紐付けて一元管理・共有できる点、他システムとの連携のしやすさ、脆弱性対応など企業向けサポートの充実などを考慮した結果、「GitHub Enterprise」を採用しAWS上に構築した。
KDDIでは、ソースコードだけでなくドキュメントや仕様書も「GitHub Enterprise」で作成・管理しており、バージョン管理や変更履歴の「GitHub Enterprise」への集約によって、開発者同士や開発者と運用者のコミュニケーションをさらに活性化させている。
また、CI(継続的インテグレーション)ツールや、CD(継続的デプロイメント)ツールなど、他システムとの連携による開発プロセスの自動化で、開発品質の向上と開発スピードの加速を実現し、アプリケーションサービスの高頻度リリースを可能にした。
さらに、AWS上への「GitHub Enterprise」構築によって、Infrastructure as Codeを取り入れており、設定ファイルやコードで記述した設定情報など、インフラの構成管理にも活用している。
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