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Apache Hadoop/Sparkの実技試験でビッグデータを扱うスキルを証明できるClouderaの認定資格

資格探訪インタビュー | Cloudera編

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 Apache Hadoop(以下、Hadoop)は誕生から10年を越え、日本でもいよいよ本格的な実用化の段階へと進みつつある。これはHadoopのスキルを持つ優位性も増しつつあることを意味する。本稿では、Hadoopの商用ベンダとしていち早く設立されたClouderaの日本法人から、Cloudera University Japan トレーニングマネージャー兼シニアインストラクター 川崎達夫氏にインタビューを行い、Hadoopの現状や、同社が提供しているHadoopのトレーニング、認定資格について聞いた。

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資格Zine

CodeZine読者の皆様、こんにちは。本稿は、IT資格でスキルアップ/キャリアアップを目指すエンジニアのためのWebメディア「資格Zine」で公開中の記事の試し読みページです。全文は資格Zineのページでお読みいただけます。

Hadoopの本番導入を前提とした問い合わせが増加中

 2016年、Apache Hadoopは公式に誕生してから10年目を迎えた。Apacheトップレベルプロジェクトに据えられていることから分かるように、オープンソース技術の中でも屈指の重要性を持つ。また、さまざまな企業から注目を集め、利用も拡大していることから(背景は資格Zineの2ページ目にあるコラムを参照)、言うまでもなく、エンジニアとして知るべき技術の1つとして挙げていいだろう。

 とはいえ、企業が採用するにはサポートサービスなどを提供してくれるベンダ(商用ディストリビューター)が必要となる。そうして設立されたHadoopの商用ディストリビューターのうち、最初の1社がClouderaだ。Clouderaは現在、100%オープンソースの「CDH」と、企業向けにサポートなどを含む商用のHadoopディストリビューション「Cloudera Enterprise」を提供している。また、同社は先駆者としてHadoopコミュニティを支え、Hadoopの普及にも貢献してきた。

 Clouderaが先駆者であるのはHadoop製品やサポートだけではない。Hadoopに関する教育においても「Cloudera University」という研修サービスを通じて、エンジニアのスキルアップを支えてきた。また同社では、研修サービスと併せて、Hadoopや、Hadoopと同じく分散処理フレームワークの1つである「Apache Spark」といったプロダクト、さらにデータ管理・データ分析などに関する知識・スキルの認定資格を提供している。

 こうした国内外におけるClouderaの取り組みやその成果について、日本国内におけるCloudera Universityの(同Japanの)起ち上げから参画している、トレーニングマネージャー兼シニアインストラクターの川崎達夫氏は次のように話す。

川崎 達夫氏(かわさき たつお):Cloudera University Japan トレーニングマネージャー兼シニアインストラクター
川崎 達夫(かわさき たつお)
Cloudera株式会社 Cloudera University Japan トレーニングマネージャー兼シニアインストラクター
2011年よりCloudera株式会社に所属。従来よりOSSに強い関心があり、Unix/Linuxでのソフトウェア開発、Linuxのカーネルやパフォーマンスチューニングなどの講師を経て現職。日本でのHadoop/Sparkの普及を目指してビッグデータ基盤全般に関する研修を担当。

 「Hadoopは2011年にビッグデータをキーワードに大きな盛り上がりがあり、以降は少し落ち着いていました。最近では再び盛り上がりの兆しが見えています。前回と異なり、最近は本番導入を前提としたPOC(概念実証)の問い合わせもよく受けます。Cloudera Universityの受講者層も広がってきました。SIerなどIT企業だけではなく一般企業からの受講者も増えつつあります。Hadoopが最先端のIT技術を使う企業だけではなく、より一般的な企業にも普及しつつあると実感しています」(川崎氏)

コースは幅広くHadoop以外にも機械学習、Python、Rなど

 Clouderaの日本法人が設立されたのは2012年4月。実は、Cloudera University Japanは日本法人の設立前に立ち上げられた。Hadoopのサポートやトレーニングを日本語で提供してくれるのは、……

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市古 明典(資格Zine編集長)(イチゴ アキノリ)

うさぎ化してますが、1972年の子年生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。資...

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