できれば早いうちから子どもにプログラミングを教えてあげたい、というのは保護者として当然の考え。しかし、いきなり本格的な言語を使っても理解するのは難しいでしょう。どうやってプログラミングの楽しさを教えてあげればいいのかお悩みの方に『ビスケットであそぼう』を紹介します。
『ビスケットであそぼう 園児・小学生からはじめるプログラミング』では、ビジュアルプログラミング言語のビスケットを使ったいろいろな遊び方を紹介しています。
子どもたちへのプログラミング教育が必要だと当たり前のように言われるようになりましたが、まずはコーディングスキルよりもプログラミングの考え方を養うほうが大切です。そのためにおすすめなのが、ビスケット。
絵を描いて、「メガネ」というツールでその絵の動き(変化)を教えるだけで、自由に絵を動かせるようになります。簡単なアニメーションから、音楽やゲームも作ることができます。
また、本書はビスケットの開発者である原田康徳さんによる初めての入門書。幼い頃から様々なデバイスに触れていても、使う側から作る側になるには高い敷居を感じますが、原田さんは「コンピュータに向いていない子どもはいない」と言います。
コンピュータは味方で、身近で、自分のもの。そしてなにより楽しいものだと、子どもたちに知ってもらいたい。そんな想いの詰まった1冊です。
目次
0 ビスケットの使い方
1 ビスケットランドであそぼう!
01 絵を描いて動かそう
02 クラゲみたいにゆ~らゆら
03 色いろいろいろキャンディ
04 ダンシング棒人間
05 歩いて見えるしゃくとり虫
06 くるくる回す
2 いろいろな動きを作ろう[ぶつかる編]
07 ロケットと星がぶつかったら
08 花が咲く
09 かぜの伝染
10 じゃんけん
3 いろいろな動きを作ろう[かんたんゲーム編]
11 さわったら出てくる
12 おそうじロボット
13 タマゴが割れたら?
14 シューティングゲーム
4 模様を作ろう
15 パタパタ模様
16 増えながら動く模様
17 ぶんしん模様でうめつくそう!
5 音を鳴らそう
18 リズムマシーン
19 オリジナルけんばん楽器
20 オルゴール
6 落ちゲーを作ろう
21 ボールくずし
22 ボールくずしの得点計算
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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