Microsoftは12月15日(現地時間)、Microsoft 365 Copilotの宣言型エージェントで「Model Context Protocol(MCP)」のパブリックプレビュー提供を開始したと発表した。MCPはAIモデルが外部システムのリアルタイムデータへ統一的にアクセスするための新たな標準を提供する。
宣言型エージェントにMCPが追加されたことで、開発者はビジネスワークフローやSaaS、業務システムをCopilotへ統合できるようになった。Visual Studio Code向けのMicrosoft 365 Agents Toolkitを活用することで、MCPエンドポイントとの連携設定や認証設定までをガイド付きで実施可能であり、複雑なコーディングやマニフェストの手動編集を最小限に抑えられる。
エージェントの開発手順としては、ツールキットから新規プロジェクトを作成し、MCPサーバのURLを指定するだけで利用可能なツール一覧が自動取得・定義される。また、必要な機能だけを選択して取り込んだり、認証設定(シングルサインオンやOAuth 2.0)もガイドに従って設定できる。生成されたエージェントはローカル環境ですぐにテスト可能で、アプリストア経由や社内展開にも対応している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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