Luaプロジェクトは12月22日、軽量で組み込み可能なスクリプト言語「Lua」の最新版、「Lua 5.5.0」をリリースした。
本リリースは、Lua 5.4から約5年ぶりのメジャーバージョンアップとなり、Lua 5.5の最初のリリースである。Luaはフリーソフトウェアとしてソースコードで配布されており、商業目的を含むあらゆる目的に完全に無料で使用できる。
Lua 5.5では、グローバル変数の宣言、名前付き可変長引数テーブル、新しい関数 luaL_openselectedlibsとluaL_makeseedなどの新機能が追加されている。
また、よりコンパクトな配列が実現し、大きな配列ではメモリ使用量が約60%削減されるようになった。ガベージコレクションも改善され、大規模なガベージコレクションは段階的に実施されるように変更された。
その他の変更点として、forループ変数が読み取り専用となり、浮動小数点数が正確に読み戻せるよう十分な桁数の10進数で出力されるようになるなど、利便性を向上するアップデートが多数実装されている。すべての変更点はreadmeより確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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