Googleは1月13日(現地時間)、Chrome 144以降で新しいHTML要素<geolocation>を導入したと発表した。このHTML要素は、ウェブサイトがユーザーの位置情報を取得する際のユーザー体験と、実装の簡素化を実現するものである。
従来、位置情報の取得はJavaScriptのGeolocation APIによる命令型の権限リクエスト(ページ読み込み時など)で行われていたが、これにより予期せぬタイミングで権限プロンプトが表示され、ユーザーが意図せず位置情報提供を拒否するケースが多発していた。Chrome 144の<geolocation>要素は、ユーザーが明示的にボタンなどをクリックすることで権限リクエストを開始できるため、意図を反映しやすくなる。
また、この要素を用いることで、取得失敗時のエラーハンドリングや権限変更時のリカバリフローも簡素になり、従来のAPIよりも少ないボイラープレートで導入できる。主な属性には、ページ読込時の自動取得(autolocate)、高精度モード(accuracymode)、位置情報監視(watch)などが備わっている。
さらに、<geolocation>要素は、サポート外のブラウザでも従来のAPIにフォールバックできるよう設計されている。カスタムフォールバックやポリフィルの提供も行われているため、クロスブラウザ互換性にも配慮されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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