米Facebookは、UI記述に特化したJavaScriptライブラリReact.jsの最新版「React 15.5.0」を、4月7日(現地時間)に公開した。
今回公開された「React 15.5.0」では、DevelopmentモードでReact.PropTypesとReact.createClassを使用した場合に、一度だけコンソールに警告が表示されるようになっている。この変更は、React.PropTypesとReact.createClassの廃止に向けたもので、バージョン15.5で警告が表示されないコードなら、将来登場するバージョン16でも変更なしで動作する。
なお「React 15.5.0」からは、React.PropTypesの代替としてprop-typesを、React.createClassの代替としてcreate-react-classを用意している。
さらに、長らく積極的なメンテナンスが行われていなかった、React Addonsパッケージのメンテナンス終了が正式に決定しており、それぞれのコンポーネントについて代替策が提示された。また、react-with-addonsのサポートも終了し、バージョン16では削除される予定となっている。
このほか、従来はreact-addons-test-utilsとして呼び出されていたReact Test Utilsが、バージョン15.5からはreact-dom/test-utilsとして呼び出すよう変更された。
【関連リンク】
・Facebook Open Source(英語)
・React(英語)
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