米Senchaは、「Ext JS 6.5」「Architect 4.2」「Cmd 6.5」を含むWebアプリケーション開発プラットフォームを、6月8日に発売した。
Ext JSは、モダンブラウザのHTML5機能を活用して、データ集約型・クロスプラットフォームのWebアプリケーションを構築するために必要な、すべてを提供する。
今回発売された「Ext JS 6.5」は、新コンポーネントの採用と既存コンポーネントの改良によって、ダイアログや日付パネル、グリッドにおいて大幅なパフォーマンス改善を実現するとともに、新しいチャートやコンポーネント、D3のアップグレードやデータ分析機能の採用、バーチャル・ストアによる膨大なデータセットの管理およびスクロールの実現、フィールド検証や入力マスクボックスのラベル、新コンボボックスコンポーネントなどフォーム機能の強化といった、新機能が搭載されている。
Architectは、視覚的なドラッグ&ドロップによって高パフォーマンスのために最適化されたアプリケーションのコードを自動生成するため、モダンなユニバーサルExt JSアプリケーションを迅速かつ容易に構築できる。
今回発売された「Architect 4.2」は、グリッドやツリー、ピボットグリッドを利用して、視覚的にExt JSアプリケーションを構築可能なプラグインを新たに搭載したほか、コードビューエディタへのECMAScript 2015(ES6)のサポートや、「Ext JS 6.5」の新テーマ変数の利用や「Themer 1.2」で作成したテーマの読み込みをサポートした。
Cmdは、スキャフォールディング、コードの縮小、プロダクションビルドの生成など、プロジェクトのライフサイクル管理機能を提供する。
今回発売された「Cmd 6.5」は、動的パッケージ読み込みの採用によって、大規模アプリケーション向けのスムーズなローディングを可能にしたほか、Webアプリケーションへのオフラインアクセスと低品質ネットワーク上でのアプリケーション可用性を実現するプログレッシブウェブアプリの配信、ECMAScript 2015(ES6)のサポートが追加されている。
【関連リンク】
・Sencha(英語)
・「Ext JS」(英語)
・「Architect」(英語)
・「Cmd」(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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