グレープシティは、業務アプリケーション開発に役立つUIコントロールを多数収録したJavaScriptライブラリ「Wijmo 2018J v2」を、7月25日に発売した。1年定額制のサブスクリプション方式で、最上位エディション「Wijmo Enterprise」の初回費用は1ユーザーライセンスが税込129600円。
「Wijmo 2018J v2」では、収録コントロールを直感的に設定・編集可能なGUIデザイナが追加されており、グリッド(FlexGrid、FlexSheet)、チャート(FlexChart、FlexPieほか)、入力(AutoComplete、Calendarほか)、ゲージ、ツリービュー、OLAPの編集に対応している。
GUIデザイナは、Webアプリ版とVisual Studio Code拡張版の2種類で、画面上で視覚的にコントロールを設定し、生成されたJavaScriptソースコードをコピー&ペーストするだけでコントロールを配置できる。
また、CSSの拡張言語であるSass(Syntactically Awesome Style Sheets)に対応しており、スタイルをモジュール単位で細分化して定義可能なので、ファイルサイズの大幅な軽減を実現する。さらに、構文がネストされているのでスタイルが読みやすくなり、メンテナンス性が向上するほか、コンパイル時に構文エラーを検出できるので、開発生産性を高められる。
その他の新機能としては、JavaScriptフレームワーク「Angular 6」への対応、「ECMAScript 2015(ES2015)」への対応およびES2015形式モジュールの追加、Web Componentsサポートの追加(ベータ版)が行われている。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です