米NVIDIAは、「NVIDIA Jetson Xavier」開発者キットの予約注文受け付けを、8月27日(現地時間)に開始した。NVIDIA開発者プログラムのメンバーなら、最初の1点に限り特別価格で購入できる。
「NVIDIA Jetson Xavier」は、ドローンやロボットをはじめとする、自律動作マシンに搭載する高度なAIをデプロイするために設計されており、512コアの統合Volta TensorコアGPU、8コアのARM 64ビットCPU、デュアルディープラーニングアクセラレータ(DLA)エンジンを備え、30テラOPS以上の混合精度でFP32/FP16/INT8のコンピューティング性能を提供する。
オペレーティングモードを10W、15W、30Wから設定可能で、前世代の「Jetson TX2」と比較して10倍のエネルギー効率、20倍のパフォーマンスを実現している。
搭載メモリは16GBで、毎秒137GBの帯域幅によって、高解像度カメラやLIDARといった、高帯域センサを低遅延で処理するAIを備えたビジョンおよびマルチメディアアプリテーションに適する。
さらに、それぞれにハードウェアビデオコーデックを持つ2つの4K60pストリーム、またはH.264/H.265ビデオのトランスコーディングを、最大毎秒2000メガピクセルで実行できる。高帯域幅のI/Oは、最大8台のカメラからの同時取り込みが可能な16倍のMIPI CSI-2レーンと、8倍のSLVS-ECレーン、ルートコンプレックスとエンドポイントモードをサポートする5基のPCIe第4世代コントローラ(1×8、1×4、1×2、2×1)を含む。
内蔵のコンピューティングモジュールは、サイズが100×87mmで、キャリアボードやユーザー定義システムに対してI/O信号を送るために、高集積の699ピンの基板対基板コネクタを備えている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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