エクセルソフトは、インテルコーポレーションが提供する、システムとIoTデバイス・アプリケーションを対象としたクロスプラットフォーム向け開発ツール「インテル System Studio 2019」を、10月12日に発売した。
「インテル System Studio」は、インテルアーキテクチャベースのプラットフォーム上で、優れたパフォーマンス、電力効率、信頼性を発揮するシステム/アプリケーションを効率よく開発可能な開発ツール。
今回発売した「インテル System Studio 2019」では、システム全体の構成、性能、動作の迅速な把握や、プラットフォームレベルのメモリとストレージのボトルネックおよび不均衡の特定が可能な「インテル VTune Amplifier」を、より使いやすくした。
さらに、ベクトル化の最適化とスレッド設計ツールである「インテル Advisor」による、ハードウェア機能を最大限に活用できるアプリケーション開発の支援や、「インテル SDK for OpenCL Applications」によるOpenCLアプリケーションの作成、ビルド、デバッグ、解析の合理化が可能になっている。
ほかにも、デバッグ機能が改善され、ダイレクト・コネクト・インターフェース(DCI)によってタイムスタンプ付きインテル・プロセッサー・トレースを利用できるようにし、タイミングとパフォーマンスの問題のトリアージが容易になり、ターゲットと接続タイプを簡単にセットアップし、複数の同時デバッグまたはトレース接続を管理することで、迅速なシステム開発や、コマンドラインで実行するシステムトレースの設定および自動化を実現する。
製品オプションとしては、C/C++コンパイラ、各種パフォーマンスライブラリ、アプリケーションデバッガを含む「インテル System Studio Composer Edition」、「Composer Edition」のすべての機能に加えて、パフォーマンスおよび電力効率の解析ツール、メモリとスレッドのエラー検証ツールを含む「インテル System Studio Professional Edition」、「Professional Edition」のすべての機能に加えて、安定性を高めるためのシステムワイドのデバッグおよびトレースツールを含む「インテル System Studio Ultimate Edition」、FreeBSD向けのパフォーマンス解析ツールのみが含まれる「インテル System Studio for FreeBSD」を用意している。
税別の商用特定ユーザーライセンス価格は、「インテル System Studio 2019 Composer Edition for Windows/for Linux」が各117000円、「インテル System Studio 2019 Professional Edition for Windows/for Linux」が各277000円、「インテル System Studio 2019 Ultimate Edition for Windows/for Linux」が各403000円、「インテル System Studio 2019 for FreeBSD」が151000円。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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