日本IBMは、オープンソースのイベント管理プラットフォーム「Apache Kafka」を企業向けに拡張し、管理機能、耐障害性を追加するとともに、使いやすくした「IBM Event Streams」の提供を、10月12日に開始した。
「IBM Event Streams」は、容易に導入・構成可能なため、「Apache Kafka」を本番環境で使用する際に必要な、複数コンポーネントの複雑な構成やデプロイの作業が不要になり、即応性の高いイベント駆動型のアプリケーション構築に集中できる。
簡単に構成可能なGeoレプリケーション機能によって、異なるロケーションにあるクラスタ間でトピックデータを複製できるので、災害時でも迅速な復旧が可能になり、ミッション・クリティカルな環境でも安心して使える。
さらに、システムの稼働状況を監視して、問題が発生した場合には効率的にアプリケーションを診断する機能を備えており、「Apache Kafka」のトピックを流れるデータフローを可視化することで、時間経過におけるハイレベルなスループットの傾向から、個別のメッセージのコンテンツまでを把握できる。
ほかにも、「IBM MQ」や「IBM App Connect Enterprise」(旧・IBM Integration Bus)といった既存システムとの接続も可能なので、既存の投資やスキル、データを活用し、イベント駆動型の技術を使用することによって、より即応性が高くパーソナライズされたサービスを提供できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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