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Web職人のためのPHPフレームワーク「Laravel」をマスターしよう!~HelloWorldを表示させる

人気のPHPフレームワークLaravelを習得しよう 第1回

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2018/12/03 14:00

目次

Laravelのディレクトリ構造

 無事最初のLaravelプロジェクトが表示されたところで、プロジェクト内の構造を簡単に見ておきましょう。firstlaravelディレクトリ内をのぞいてください。さまざまなファイルやディレクトリがあります。これらの働きは追って紹介していくとして、ここでは概観するために簡単に表2にまとめておきます。

表2: Laravelプロジェクトのディレクトリ構造
ディレクトリ名 内容
app このアプリの一番主要なコードが記述されたファイルを、このディレクトリ内に配置します。
bootstrap このアプリの初期設定を行うファイルであるapp.phpやキャッシュを格納するcacheディレクトリが含まれています。
config 名前の通り設定情報が記述されたファイルを配置します。
database これも名前の通り、データベースのマイグレーションなどデータベース管理に関係したファイルを配置します。
public このディレクトリが外部に公開されるディレクトリです。
resources ビューに関係するファイルを配置するディレクトリです。
routes ルーティングに関係するファイルを配置するディレクトリです。
storage Laravel標準のテンプレートエンジンBladeによってコンパイルされたテンプレートやセッション用のファイル、ファイルのキャッシュなどが格納されるディレクトリです。
tests 名前の通りテスト用のファイルを配置します。
vendor Composerによってダウンロードされたパッケージが格納されます。

 表2にもあるように、プロジェクト内のディレクトリのうち、publicディレクトリがWebに公開されるディレクトリであり、すべてのリクエストはこのpublicフォルダへのアクセスで処理されます。そのため、firstlaravelプロジェクトにアクセスする際のURLは「http://localhost/firstlaravel/」ではなく、「http://localhost/firstlaravel/public/」となるのです。

 また、CSSファイルや画像ファイル、JavaScriptファイルなど、Webに公開する通常のファイル類もこのディレクトリ内に配置します。

[Note]ドキュメントルートの変更

 Laravelのプロジェクト構造は上記のように決まっているので、必ず、publicディレクトリにアクセスさせるようにしなければなりません。

 そのため、通常のLaravelを使ったWebアプリでは、ドキュメントルート内のサブディレクトリにプロジェクトを作成するのではなく、サーバ内の特定のディレクトリにプロジェクトを作成し、そのプロジェクト内のpublicフォルダをドキュメントルートとするようにApacheの設定を変更します。

LaravelでHello World!の表示

 最後に、Laravelで「Hello World!」と表示させてみましょう。

 firstlaravelディレクトリ内のroutesディレクトリを開いてください。中にweb.phpというファイルがあります。こちらをエディタで開いてください。以下のコードがあらかじめ記述されています(コメント部分は省略しています)。

<?php
Route::get('/', function () {
	return view('welcome');
});

 これに以下の太字の部分を追記してください。

<?php
Route::get('/', function () {
	return view('welcome');
});
Route::get("/hello", function () {
	print("<h1>Hello World!</h1>");
	return null;
});

 現段階では、このコードの意味はわからなくても問題ありません。追記が終了したら、ファイルを保存し、以下のURLにアクセスしてください。

 図5の画面が表示されたら成功です。

図5:「Hello World!」と表示された画面
図5:「Hello World!」と表示された画面

 もし記述ミスがあったとしても、Laravelはカラフルにエラー表示してくれます。図6は試しに、追記した部分のうち、print()が記述された行末のセミコロンを記述し忘れた画面です。

図6:セミコロンを記述し忘れた状態で表示した画面
図6:セミコロンを記述し忘れた状態で表示した画面

 このエラー画面の表記を頼りにエラー部分を修正していけば、無事表示されます。なお、次回以降、ここに追記したコードの意味などを明らかにしていきます。

まとめ

 今回は、概要と環境構築、さらにはLaravelを使って実際に「Hello World!」と表示させるところまで紹介しました。とはいえ、何がどうなって「Hello World!」と表示されたのかは謎のままです。それは次回以降少しずつ紹介していきます。

 次回は、今回追記したweb.phpの働きをはじめとして、Laravelのルーティングの仕組みを解説していきます。



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著者プロフィール

  • WINGSプロジェクト 齊藤 新三(サイトウ シンゾウ)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きた...

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XM...

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