Web職人のためのPHPフレームワーク「Laravel」をマスターしよう!~HelloWorldを表示させる
人気のPHPフレームワークLaravelを習得しよう 第1回
Laravelのディレクトリ構造
無事最初のLaravelプロジェクトが表示されたところで、プロジェクト内の構造を簡単に見ておきましょう。firstlaravelディレクトリ内をのぞいてください。さまざまなファイルやディレクトリがあります。これらの働きは追って紹介していくとして、ここでは概観するために簡単に表2にまとめておきます。
| ディレクトリ名 | 内容 |
|---|---|
| app | このアプリの一番主要なコードが記述されたファイルを、このディレクトリ内に配置します。 |
| bootstrap | このアプリの初期設定を行うファイルであるapp.phpやキャッシュを格納するcacheディレクトリが含まれています。 |
| config | 名前の通り設定情報が記述されたファイルを配置します。 |
| database | これも名前の通り、データベースのマイグレーションなどデータベース管理に関係したファイルを配置します。 |
| public | このディレクトリが外部に公開されるディレクトリです。 |
| resources | ビューに関係するファイルを配置するディレクトリです。 |
| routes | ルーティングに関係するファイルを配置するディレクトリです。 |
| storage | Laravel標準のテンプレートエンジンBladeによってコンパイルされたテンプレートやセッション用のファイル、ファイルのキャッシュなどが格納されるディレクトリです。 |
| tests | 名前の通りテスト用のファイルを配置します。 |
| vendor | Composerによってダウンロードされたパッケージが格納されます。 |
表2にもあるように、プロジェクト内のディレクトリのうち、publicディレクトリがWebに公開されるディレクトリであり、すべてのリクエストはこのpublicフォルダへのアクセスで処理されます。そのため、firstlaravelプロジェクトにアクセスする際のURLは「http://localhost/firstlaravel/」ではなく、「http://localhost/firstlaravel/public/」となるのです。
また、CSSファイルや画像ファイル、JavaScriptファイルなど、Webに公開する通常のファイル類もこのディレクトリ内に配置します。
[Note]ドキュメントルートの変更
Laravelのプロジェクト構造は上記のように決まっているので、必ず、publicディレクトリにアクセスさせるようにしなければなりません。
そのため、通常のLaravelを使ったWebアプリでは、ドキュメントルート内のサブディレクトリにプロジェクトを作成するのではなく、サーバ内の特定のディレクトリにプロジェクトを作成し、そのプロジェクト内のpublicフォルダをドキュメントルートとするようにApacheの設定を変更します。
LaravelでHello World!の表示
最後に、Laravelで「Hello World!」と表示させてみましょう。
firstlaravelディレクトリ内のroutesディレクトリを開いてください。中にweb.phpというファイルがあります。こちらをエディタで開いてください。以下のコードがあらかじめ記述されています(コメント部分は省略しています)。
<?php
Route::get('/', function () {
return view('welcome');
});
これに以下の太字の部分を追記してください。
<?php
Route::get('/', function () {
return view('welcome');
});
Route::get("/hello", function () {
print("<h1>Hello World!</h1>");
return null;
});
現段階では、このコードの意味はわからなくても問題ありません。追記が終了したら、ファイルを保存し、以下のURLにアクセスしてください。
図5の画面が表示されたら成功です。
もし記述ミスがあったとしても、Laravelはカラフルにエラー表示してくれます。図6は試しに、追記した部分のうち、print()が記述された行末のセミコロンを記述し忘れた画面です。
このエラー画面の表記を頼りにエラー部分を修正していけば、無事表示されます。なお、次回以降、ここに追記したコードの意味などを明らかにしていきます。
まとめ
今回は、概要と環境構築、さらにはLaravelを使って実際に「Hello World!」と表示させるところまで紹介しました。とはいえ、何がどうなって「Hello World!」と表示されたのかは謎のままです。それは次回以降少しずつ紹介していきます。
次回は、今回追記したweb.phpの働きをはじめとして、Laravelのルーティングの仕組みを解説していきます。
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WINGSプロジェクト 齊藤 新三(サイトウ シンゾウ)
<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書、記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook <個人紹介>WINGSプロジェクト所属のテクニカルライター。Web系製作会社のシステム部門、SI会社を経てフリーランスとして独立。屋号はSarva(サルヴァ)。HAL大阪の非常勤講師を兼務。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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