エクセルソフトは、Javaアプリケーションの高速化・最適化を実現するJava開発ツール「Excelsior JET 15.3」を、11月30日に発売した。
「Excelsior JET」は、Javaアプリケーションを高速化するとともに、Javaをリバースエンジニアリングから保護するソリューション。Javaアプリケーションを最適化した実行ファイルとして配布できる。
Windwos、Linux、Mac OS Xに対応しており、JavaアプリケーションやクラスファイルをWindows上ではexeおよびdllに変換し、Linux/Mac OS X上では実行ファイルおよび共有オブジェクトに変換する。変換後の実行ファイルはネイティブコードなので、Javaのクラスファイルよりも高速に動作し、実行にあたってOracle JREを必要としない。また、日本語を含む10か国語のインストーラーを作成可能な「JetPack II」を搭載する。
今回発売した「Excelsior JET 15.3」では、OracleのJavaビジネスモデルの変更にともない、商用ライセンスのOracle実装に代わって、標準のJava SE APIのOpenJDK実装が含まれる。
ほかにも、Spring Bootアプリケーションの専用サポート実装による.jar/.warファイルの完全なAOTコンパイルの実現や、動的コンパイルフレームワークの再設計によるJITコンパイルの約2倍の高速化、「Java SE 8 Update 181(1.8.0_181)」のデフォルトでのサポートが行われた。
対応OSは、Windows 10/8.x/7、Windows Server 2012/2008 R2、Mac OS X 10.10/10.9/10.8、Linuxカーネル2.6.32以降、glibc 2.12以降。
税別価格は、「Excelsior JET 15.3 プロフェッショナル エディション」のWindows版が325000円、Mac OS X版とLinux版が487500円、「Excelsior JET 15.3 エンタープライズ エディション」のWindows版が520000円、Mac OS X版とLinux版が780000円。
ダウンロードでの提供で、ベーシックサポートには1年間のメールサポートと無償アップグレードが含まれる。また、2つ以上のプラットフォームを同時購入する場合は、割引価格が適用される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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