エクセルソフトは、英Armが提供する、ArmアーキテクチャベースのSoC向け組み込みソフトウェア開発のためのツールスイート「Arm Development Studio」を、12月18日に発売した。価格は要問い合わせ。
「Arm Development Studio」は、マイクロコントローラーやカスタマイズのマルチコアプロセッサなど、ArcアーキテクチャベースのさまざまなSoC向けに、C/C++による組み込みソフトウェア開発環境を提供する。
開発環境には、「Arm Keil μVision IDE」および「Eclipse IDE」に統合されたArm C/C++コンパイラとデバッガ、パフォーマンスアナライザ、シミュレーションモデルなどが収録されており、開発のニーズに合わせて「Bronze Edition」「Silver Edition」「Gold Edition」を用意している。
「Bronze Edition」は、すべてのArm Cortex-Mをターゲットにしたプロジェクトに必要なツールを提供する基本エディション。Arm v7以前のアーキテクチャのCortex-AおよびCortex-R向けのデバッグとパフォーマンス解析もサポートしている。
「Silver Edition」は、すべてのCortex-MファミリーおよびArm v7以前のアーキテクチャのArmプロセッサ向けに、Arm C/C++コンパイラ、デバッガ、パフォーマンスアナライザ、シミュレーションモデルなど、すべてのツールを提供する。また、Arm v8アーキテクチャのCortex-AまたはCortex-R向けデバッグとパフォーマンス解析もサポートしている。
「Gold Edition」は、「Silver Edition」に含まれるすべての機能に加えて、Armの最新アーキテクチャであるArm v8や開発中のプロセッサを含む、すべてのArmプロセッサおよびアーキテクチャをサポートした最上位エディション。
「Gold Edition」を利用することで、Arm C/C++コンパイラでArm v8ベースのCortex-AまたはCortex-Rプロセッサ向けにコードをビルドでき、バイナリコードサイズの削減やパフォーマンスの最適化が図れる。また、Armが新機能を発表した際に、いち早く機能を検証し、製品の設計に反映させられる。
「Arm Development Studio」のライセンスは購入から1年間のみ使用可能で、1年間のサポートが含まれる年間ライセンスで、「ノードブロックライセンス」と「フローティングライセンス」を用意している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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