
「Understand」は、C/C++、Java、C#などのソースコードを解析し、その構造を可視化する。
今回発売した「Understand 5」では、新たにC/C++(Strict)モードにて関数ポインタによる関数の呼び出しや、ポインタ変数のアドレス操作といった、ポインタ経由の依存関係の解析をサポートしており、これらの依存関係はCallsグラフなどグラフィカルビューでも表示できる。
さらに、修正前と修正後のコードから作成した2つのUnderstandプロジェクトを比較して、追加/削除された関数や変数の参照関係の差分を抽出可能で、差分を色分け表示したグラフと差分のリストを出力する機能が追加されたほか、UML Sequence DiagramやControl Flowといったグラフィカルビュー機能の拡張や、これまでは追加プラグインとして提供されていたグラフの標準機能への追加が行われた。
ほかにも、TypeScriptおよびJava 9、Java 10、C# 7.2、PHP 7.0、PHP 7.1の解析を新たにサポートするとともに、Visual Studio 2017(C/C++)プロジェクトのインポートと、Visual Studio 2015(VB.NET)プロジェクトのインポートに対応した。