レバテックが運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント「レバテックフリーランス」は、フリーランス向けの新規案件データをもとに行った、2018年度のプログラミング言語別ランキング調査の結果を、6月24日に発表した。
本記事は、IT人材ラボニュースからの転載です(元記事)。
同調査では、2017年4月1日~2019年3月31日の期間中に発生した、「レバテックフリーランス」のフリーランス向け新規案件データをもとにランキング化している。
分析によれば、2018年度に新規に発生したフリーランス向け案件の割合が最も多かったのはJava(29.2%)で、PHP(14.4%)がそれに続いた。
3位にランクインしたのはJavaScriptで、トレンドの移り変わりが激しいフロントエンドの言語なので各企業は人材の確保が追いついておらず、即戦力としてフリーランスのエンジニアを募集しているという。近年では、クライアント側もサーバー側もJavaScriptで実装可能となり、人気が高まっていることから、今後も需要増加が見込まれるとのこと。
サーバーサイド開発、ブロックチェーン、機械学習、データクレンジング、業務改善ツール作成など、幅広く案件が発生しているPythonは、シェアが前年から2.3ポイント増加しており、とりわけデータサイエンティストは争奪戦となっている。なお、Pythonのフリーランス案件は正社員の募集とは異なり、即戦力を求められることが多く、未経験で応募可能な案件は少ない傾向にあるとレバテックは明かす。
VR市場は、大企業からスタートアップ企業まで規模を問わずさまざまな企業が力を注いでおり、教育、医療、介護など幅広い分野で需要が増加すると考えられるという。これまで、ゲームを中心としたアプリ開発で用いられることが多かったUnityのシェアはほぼ横ばいだったが、今後はVR領域でUnityに精通したエンジニアの需要が高まると予想されている。
なお、iOS案件はAndroidの世界的なシェアや、国内でのAndroid需要の増加を受けて頭打ちの傾向にあり、前年と比較してシェアは縮小している。
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