プライム・ストラテジーは、Dockerに対応したCMS実行環境「KUSANAGI Runs on Docker」正規版の提供を、8月8日に開始した。
「KUSANAGI Runs on Docker」は、超高速CMS実行環境「KUSANAGI」をDocker上で利用することで、WordPressなどのCMSを高速・セキュアに動作させることができる。
WordPressだけでなく、concrete5、Drupal 7/8、LAMP、LEMP環境としても利用可能で、動作環境としてはnginx、Apache、php7、MariaDBに対応している。推奨OSは、CentOS7、Ubuntu18.04、Windows 10(WSL+Docker Desktop for Windows)、macOS(Docker Desktop for Mac)。
なお、使用するdocker-compose.ymlファイル、データベースのデータベース名、ユーザー名、パスワード情報などを自動生成できるほか、データベースの内容および生成したコンテンツのバックアップ・リストアが可能になっている。また、「KUSANAGI Runs on Docker」向けのDockerイメージは、米Dockerが提供しているコンテナ共有サービス「Docker Hub」からダウンロードできる。
「KUSANAGI Runs on Docker」の利用によって、Windows(WSL)、Mac、Linuxでの共通のオプションによる稼働が可能になるとともに、Docker-machineによるリモート操作、環境変数によるPHPのチューニング、外部データベースの利用ができるようになるほか、「KUSANAGI」とほぼ同じミドルウェアに対応するといったメリットがある。

この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です