ソフトウェアを始めさまざまなプロダクトがサービスとして提供され始めている今、IoTは次世代のテクノロジーや新しいビジネスモデルの源泉として注目されています。その基本的な仕組みは難しくなく、どんなことができるのかを知りたいならPythonとRaspberry Piがあれば事足ります。これらを用いてIoTシステムを試作してみたい方のために、翔泳社では『Pythonで動かして学ぶ!あたらしいIoTの教科書』を3月11日(水)に発売しました。
『Pythonで動かして学ぶ!あたらしいIoTの教科書』は、注目の高まるIoTのシステムをしっかり理解し、まずは何かプロダクトを作ってみたい方のための入門書です。
本書ではコードの解説にPythonを用い、制御用のコンピューターにはセンサーなどのデバイスを接続するのが容易なRaspberry Piを利用します。IoTシステムで最も重要な要素は外部の情報を取得するセンサーですので、最初にセンサーによるデータ取得と、そのデータを保存するクラウドストレージとの連携について解説しています。
その後、スマホからRaspberry Piを通してモーターを遠隔操作する方法や、AIと連携させた不審者検知用の監視カメラの開発手順を紹介。プログラミングだけでなく簡単な電子工作も必要ですが、実際にIoTのプロダクトを開発するうえではハードウェアへの理解も欠かせません。
今後IoTが社会を変えるとまで言われることもありますが、まずは自分の手でIoTの基本を掴んでおきたい方に本書をおすすめします。
目次
第1章 IoTの概要
第2章 IoTの仕組み
第3章 Raspberry Piのセットアップと基本操作
第4章 センサーによるデータの取得
第5章 クラウドストレージにデータを保存
第6章 IoTとデータの可視化
第7章 IoTとアクチュエーターの遠隔操作
第8章 IoTとAI
第9章 IoTとセキュリティ
付録1 IoT関連のTIPS
付録2 Azure Machine Learningを利用した人工知能の作り方
付録3 Python の基礎
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- この記事の著者
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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