テクマトリックスと、スウェーデンのFOSSIDは、FOSSIDが開発したオープンソースソフトウェアのセキュリティ脆弱性検出ツール「VulnSnippet Finder(ヴァルン スニペット ファインダー)」の、日本国内での販売開始を、3月2日に発表した。
「VulnSnippet Finder」は、コード行(スニペット)単位でFOSSIDナレッジベースと照合し、オープンソースコンポーネントや自社開発のソースコードに挿入されたオープンソースの一致箇所を検索して、セキュリティ脆弱性の原因となり得るコード行(スニペット)を検出する。
「VulnSnippet Finder」の利用によって、企業はソフトウェアに含まれるオープンソースソフトウェアのセキュリティ脆弱性を引き起こすコードスニペットの検出が可能になり、より正確かつ迅速に、オープンソースソフトウェアのセキュリティ脆弱性情報を確認できる。
ナレッジベースには、「National Vulnerability Database(NVD)」に加えて、Bugzillaなどのリポジトリも脆弱性情報のデータベースとして採用している。
FOSSIDスキャンエンジンおよびオープンソースナレッジベースへのアドオンであり、「FOSSID」のコマンドラインインターフェースから利用することが可能で、該当コードを脆弱性情報とともに、JSON形式でサポートする。
「FOSSID」のGUI上から、対象のソースファイルをドラッグ&ドロップするだけでスキャンを実行できるので、開発者はオープンソースソフトウェアを製品に組み込む前の段階から、脆弱性を引き起こすコードスニペットの有無を確かめられる(VulnSnippet FinderとFOSSIDのライセンスが必要)。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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