米Oracleは、「Java 14(Oracle JDK 14)」の一般提供を3月17日(現地時間)に開始した。
「Java 14」では、G1ガベージコレクタへのNUMA(Non-Uniform Memory Access)でのメモリ割り当てによるパフォーマンスの向上、不揮発性メモリの使用に適したファイルマッピングモードの追加、NullPointerExceptionsの使い勝手の向上、WindowsおよびmacOSでのZGCのサポートといった新機能が追加されている。
なお、「JDK 12」および「JDK 13」におけるプレビュー機能だったswitch式は、「Java 14」において標準機能に格上げされた。
ほかにも、instanceof演算子のパターンマッチングによってボイラープレートコードを不要にする機能や、イミュータブルなデータを保持するクラスをコンパクトな構文で実装可能な「Record」がプレビュー機能として追加されるとともに、テキストブロック機能が再度プレビュー機能として提供されている。
さらに、Javaアプリケーションのパッケージングツールと、Javaヒープ外の外部メモリへ安全かつ効率的にアクセスできるAPIがインキュベーターとして追加された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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