CodeZineを運営する翔泳社では、Pythonをより効率的に使いこなせるようになるコツを解説した『Pythonトリック』を4月15日(水)に発売しました。本書の目標は「(読者が)もっとすごいPython開発者になるための手助けをすること」です。
『Pythonトリック』は、Pythonのスキルをさらに向上させたいと考えている方に向けた、より効率的なコードを書くためのTIPSを集めた解説書です。
本書は著者・Dan Baderによる『Python Tricks The Book: A Buffet of Awesome Python Features』の翻訳書で、Twitterで試しにPythonのちょっとしたコツをシェアしたことから始まったそうです。本書の方針は、
- 短く消化しやすい例を使ってPythonの最もすばらしい点を教える。
- まるでPythonのすばらしい機能がずらりと並んだビュッフェのように、モチベーションを高く保つ。
- 読者の手を引いて道案内をし、Pythonへの理解を深める手助けをする。
最初に紹介されるテクニックは、エラーを自動的に検出するためのアサーションです。プログラムの信頼性、そしてデバッグを容易にすることはコードを書くうえで最も重要な要素の1つですが、Pythonのアサーションは条件式がFalseのときにエラーメッセージを生成してくれます。
他にも関数やクラス、ループとディクショナリなど、Pythonならではの機能を活かすTIPSが盛りだくさん。よりパイソニックなコードを目指す方に、本書をおすすめします。
目次
CHAPTER 1:はじめに
CHAPTER 2:よりクリーンなPythonのためのパターン
CHAPTER 3:効果的な関数
CHAPTER 4:クラスとオブジェクト指向プログラミング
CHAPTER 5:Python の一般的なデータ構造
CHAPTER 6:ループとイテレーション
CHAPTER 7:ディクショナリのトリック
CHAPTER 8:パイソニックな生産性向上テクニック
CHAPTER 9:最後に
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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