Microsoftは2025年8月18日(現地時間)、ExcelのBeta Channelユーザー向けに新しい「COPILOT関数」の提供を開始したと発表した。これはWindows版(バージョン2509/ビルド19212.20000以降)とMac版(バージョン16.101/ビルド25081334以降)で利用が可能となっている。
COPILOT関数は「=COPILOT(プロンプト, [コンテキスト])」の形式で使用し、自然言語の指示とExcelデータを組み合わせてAIによるデータ分析や文章生成を行うことができる。これにより、データの要約やフィードバックの分類、アイデアの発想支援、リストやテーブル作成など、多様な用途に対応する。従来の関数や式とも組み合わせて使用可能で、データの変更時には自動的に結果が更新される。
処理件数は10分間あたり100回、1時間あたり300回まで制限されている。また、COPILOT関数を介して送信されたデータはAIモデルの学習には利用されず、出力内容は利用者が確認・検証する必要がある。なお、ウェブや社内ドキュメントの直接参照機能なども今後対応予定としている。
Excel for the web向けには順次提供される予定であり、今後もユーザーの要望をもとに機能拡張が継続される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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