ヌーラボが社員へ支給するテレワーク補助を増額、長期的なテレワーク環境構築のため東京事務所も縮小

　ヌーラボは、テレワークの実施に伴い削減されているオフィスの維持費や交通費、出張旅費を原資として社員に支給している「テレワーク補助」を、月1万円から1万5000円に増額したことを7月8日に発表した。また、テレワークは一時的なものではなく、長期的に実施するものと位置付け、東京事務所の縮小も決定した。

　ヌーラボは、2020年2月中旬より新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、全社的にテレワークを導入した。社内調査の結果、テレワークにおける最大の課題は在宅での業務環境にあることがわかり、継続的にテレワークを実施する上で必要となる電気代やネットワーク環境構築のための補助として、月1万円の補助を支給している。

　約半年間、継続的にテレワークを実施することでオフィスの維持にかかる飲料代や光熱費、そのほか出張費などを削減することができたため、その費用を原資とし、テレワーク補助を1万円から1万5000円へ増額することを決定した。また東京事務所も、年内に移転される予定。

　ヌーラボでは、オフィスの維持などにかかる費用が削減された分は、自宅での業務環境構築に費用がかかることを想定してテレワーク補助が増額できるように計画を進めている。なお、今後もオフィスを廃止することはなく、それぞれの社員に合った働き方が選択できるようにオフィスの在り方を検討していく。