New Relicは、オブザーバビリティプラットフォーム「New Relic One」の製品体系、価格体系の変更を行ったことを、8月24日に発表した。
今回の製品体系の変更では、これまで複数の製品に分かれていた「New Relic One」を、ペタバイト規模であらゆるタイプのアプリケーションやインフラのデータを収集、可視化、アラートするためのプラットフォーム機能で、すべての運用データの単一ソースとなるよう設計された「Telemetry Data Platform」、APM、インフラストラクチャ、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスを横断したソフトウェア・スタック全体の分析やトラブルシューティングを、1つのコネクテッド・エクスペリエンスで簡単に行える「Full-Stack Observability」、インシデントを迅速に検出、理解、解決するためのAIOpsである「Applied Intelligence」の、3つの主要プラットフォームに統合した。
価格体系の変更では、新たに無料ライセンスの提供を開始している。無料ライセンスは、以下の条件に収まる限り、「New Relic One」の全機能を利用できる。
- Applied Intelligence - Incident Intelligence:毎月1000件のインシデントイベントまで
- Applied Intelligence - Proactive Detection:毎月1億件のアプリトランザクションまで
- Full-Stack Observability:フルアクセスのユーザーライセンス1つまで
- Telemetry Data Platform:毎月100GBのデータ取り込みまで
これらの条件を超えた場合は、ニーズに合わせた有償プランへのアップグレードが可能になっている。
無料ライセンスの適用条件を超過した場合の料金設定は、「Telemetry Data Platform」では1GBあたり0.25ドル、「Full-Stack Observability」ではシートライセンスごとの課金、「Applied Intelligence」ではトランザクションまたはイベントごとの課金となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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