米Amazon Web Servicesは、Amazon Elasticsearch Serviceにおいて、優れたパフォーマンスと大容量ストレージを提供するT3(汎用)インスタンスの提供を、9月24日(現地時間)に開始した。
Amazon Elasticsearch ServiceのT3インスタンスでは、軽量のハードウェアアクセラレーションハイパーバイザを含むAWS Nitro Systemを利用して、ホストハードウェアの実質的にすべてのコンピューティングリソースとメモリリソースを提供する。
最新のインテルXeonスケーラブルプロセッサを搭載し、AWS Nitro Systemとの組み合わせではT2インスタンスよりも価格に対するパフォーマンスが向上する。また、Elastic Network Adapter(ENA)を使用した、最大5Gbpsのネットワーク帯域幅を備えた拡張ネットワークにも対応している。
インスタンスあたり最大5.7倍のEBSストレージをプロビジョニングすることが可能で、より少ないインスタンスでより多くのデータにインデックスを付与しつつコストを節約でき、T3.mediumのリザーブドインスタンス価格設定によって、さらなるコスト削減を実現する。
なお、AWS Free Tierのユーザーに対しては、Amazon Elasticsearch Serviceのt2.small.elasticsearchインスタンスとt3.small.elasticsearchインスタンスの間でインスタンスタイプの選択が可能になっており、単一のAZ t2.small.elasticsearchまたはt3.small.elasticsearchインスタンスを月に最大750時間、オプションのEBSストレージを月に10GB無料で使用できる。無料利用枠の制限を超えると、使用する追加のリソースに対してAmazon Elasticsearch Serviceの料金が請求される。
Amazon Elasticsearch ServiceのT3インスタンスは、東京リージョンを含む24の地域で提供を開始している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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