Chaos Meshは、分散データベースTiDBのテストフレームワークを発祥とし、ポッド、ネットワーク、システムI/O、カーネルをカバーする包括的で、きめ細かい障害タイプを提供する。
「Chaos Mesh 1.0」では、障害タイプとしてクロックスキュー、コンテナのkill、ファイル例外、ファイルシステムのI/Oエラー、ファイルシステムのI/Oレイテンシ、カーネル障害、メモリプレッシャー、ネットワークパケットの破損、ネットワークパケットの複製、ネットワーク遅延、ネットワーク損失、ネットワークパーティション、Kubernetesポッドが継続的に利用できない状態、Kubernetesポッドのkillのシミュレーションが可能になっている。
ダッシュボードでは、簡単な操作でカオステストの範囲や使用する障害タイプ、スケジューリングのルールを定義でき、テスト結果の確認も行える。
ほかにも、アプリケーションの監視パネルにリアルタイムのカオステスト結果を直接表示可能なGrafanaプラグイン、保護された名前空間の設定による重要なアプリケーションの保護などに対応している。