米Dockerは、8月に作成を発表した新たなポリシーに基づく、ユーザーへの制限を11月2日(現地時間)から徐々に施行している。
新ポリシーは、イメージの保持とデータのプル率に関するもので、イメージ保持に関するポリシーはユーザーからのフィードバックを受けて2021年半ばまで延期したが、プルに関する制限は今後数週間で完全に適用される。
最終的には、認証されていないユーザーは6時間ごとに100回まで、認証された無料ユーザーは6時間ごとに200回まで、プルの回数が制限される。
なお、オープンソースプロジェクトに対しては、特別なプログラムを作成しており、承認された非商用オープンソースプロジェクトからのプルには、制限を適用しない。
制限対象外となるオープンソースプロジェクトは、公的かつ非営利的であり、オープンソースイニシアチブ(OSI)の定義(無料配布、ソースコード、派生作品、ソースコードの整合性、ライセンス、差別を許容しないことに関する定義を含む)を満たすとともに、OSI承認のオープンソースライセンスのもとでイメージを配布し、アプリケーションの実行に使用されるDockerイメージを生成することが条件となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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