MySQL開発チームは、メンテナンスリリースとなる「MySQL 8.0.23」を、1月18日(現地時間)にリリースした。
「MySQL 8.0.23」では、新機能として列を非表示にできるINVISIBLE列のサポートが追加されたほか、クライアントがサーバへクエリ属性を提供するためのサポートが追加されている。
さらに、InnoDBではDBLWRファイルの暗号化とテーブルスペースにおける任意の拡張サイズの指定が可能になったほか、2つのジオメトリ間の離散フレシェ距離を返す関数ST_FrechetDistanceの追加、クライアントによって接続が閉じられた際に、長時間実行されるSQLステートメントを終了するメカニズムの実装など、いくつかの機能追加が行われた。
あわせて、「MySQL Shell AdminAPI 8.0.23」もリリースされており、メンテナンスリリースとなる同バージョンでは、status()コマンドの拡張によってエラーの診断に関連する詳細情報を提供するようになったほか、シェルが新しいUUIDで再結合しているメンバーを識別できないというバグや、InnoDBクラスタ操作がプライマリに自動接続する必要があるというバグ、CLUSTER.STATUS()がメタデータにないアクティブなGRメンバーを表示しないバグなど、いくつかの重要な不具合が修正されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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