Python向け科学計算パッケージNumPyの開発チームは、最新版となる「NumPy 1.20.0」を1月30日（現地時間）にリリースした。
「NumPy 1.20.0」はこれまでで最大となるアップデートで、Python 3.7～3.9をサポートし、Python 3.6のサポートは終了している。
新機能としては、Numpy関数に注釈機能が追加された。同機能は現在開発が進行中であり、ユーザーからのフィードバックが求められている。
さらに、SIMDを幅広く使用したufuncの実行速度向上（進行中）、より容易な機能拡張のためのdtypeの変更および実装のための準備（進行中＆実験的機能）、約185のPRマージを含む広範なドキュメントの改善（進行中）、Python 2.7のサポート削除に関連したさらなるクリーンアップによるコードの可読性向上、Cython 3.0サポートに向けた準備などが行われた。
ほかにも、random.Generatorクラスへの2次元配列の行または列の並べ替えなどを可能にするpermuted関数、numpy配列におけるスライディングウィンドウビューを提供するsliding_window_view、指定されたシェイプタプルを相互にブロードキャストすることで、結果のシェイプを取得する新たな関数np.broadcast_shapesが追加されている。
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CodeZine編集部（コードジンヘンシュウブ）
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