米HashiCorpのTerraform Strategic Integrationsチームは、Kubernetes向け「HashiCorp Terraform Cloud Operator」の一般提供を2月22日(現地時間)に開始した。
一般提供が開始されたKubernetes向け「HashiCorp Terraform Cloud Operator」には、VCSサポートが追加されており、カスタムリソース構成を介してワークスペースを同期する際に、VCSを指定できるようになっている。
Terraform Cloudと、プライベートまたはオンプレミスのインフラストラクチャとの通信を可能にするTerraform Cloud Agentには、Workspaceカスタムリソースを使用してエージェントプールを構成する機能が追加された。
なお、2020年11月リリースの0.1.6.-alphaでは、ConfigMapsの使用から出力ストレージ用のSecretsの使用へ移行しており、古いバージョンのオペレーターから移行する場合は以前に作成されたConfigMapsが自動削除されず、手動で削除する必要があるため注意が必要となる。
そのほか、Kubernetes向け「HashiCorp Terraform Cloud Operator」はTerraform Enterpriseをサポートするとともに、Helmを使用してオペレーターをインストールするため「--devel」スイッチは不要になった。また、operator-sdkがバージョン1.xへアップグレードされている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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