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現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(SPREAD)

Accessのデータを一覧表示するアプリケーションの作成

SPREAD for .NET 2.5J Windows Forms EditionコンポーネントでAccessデータベースのデータを表示する

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GUIの作成

 GUIの設定は非常に簡単です。fpSpreadコンポーネントを配置し、CheckBoxを3つ配置します。

コンポーネントの配置
コンポーネントの配置

データベースへの接続設定

 データベースへの接続は、fpSpreadコンポーネントのタスクトレイからウィザードを使ってデータソースの設定を行います。この操作は、Visual BasicもVisual C#も同じです。

 なお、ここでは「guiter.mdb」というデータベースファイルを使用しますので、コンピュータにコピーしておいてください。

「データソースの選択-プロジェクトデータソースの追加」をクリック
「データソースの選択-プロジェクトデータソースの追加」をクリック
 
 
「Accessデータベース」を選びサンプルデータベース「guiter.mdb」を指定
「Accessデータベース」を選びサンプルデータベース「guiter.mdb」を指定
 
 
データベースファイルに接続できることを確認する
データベースファイルに接続できることを確認する
 
 
「メーカー名」と「製品名」をクリック
「メーカー名」と「製品名」をクリック
 
 
 
フォームデザイナに3つのコンポーネントが作成されている
フォームデザイナに3つのコンポーネントが作成されている
 
 
また、次のコードが自動的に追加されています。このコードは、TableAdapterクラスのFillメソッドを実行するコードで、クエリを実行して結果セットをTableAdapterオブジェクトに格納する働きをします。
 
Visual Basic
Me.製品一覧TableAdapter.Fill(Me.GuiterDataSet.製品一覧)
 
Visual C#
this.製品一覧TableAdapter.Fill(this.guiterDataSet.製品一覧);
 
そして、fpSpreadコンポーネントのDataSourceプロパティに「製品一覧BindingSource」オブジェクトが設定されています。
  1. fpSpreadコンポーネントを配置したら、タスクトレイを開き[データソースの選択]-[プロジェクトデータソースの追加]をクリックします。
  2. [データベース]をクリックして[次へ]ボタンを押します。「データ接続の選択」ダイアログボックスが開きますので、[新しい接続]ボタンを押します。そして、「接続の追加」ダイアログボックスで[Accessデータベース]を選び、[参照]ボタンを押してサンプルデータベース「guiter.mdb」を指定します。
  3. [接続の確認]ボタンを押してデータベースファイルに接続できることを確認し、OKボタンを押します。
  4. データベースファイルをプロジェクトにコピーするかどうかを聞いてきますので[いいえ]を押してウィザードを進めます。そして、「データベースオブジェクトの選択」で[テーブル]-[製品一覧]をクリックして[メーカー名]と[製品名]をチェックします。ここで選んだフィールドデータが選択クエリとなり、fpSpreadコンポーネントに表示されます。
  5. [完了]ボタンを押してウィザードを閉じると、フォームデザイナに次の3つのコンポーネントが作成されています。
    • guiterDataSet
    • 製品一覧BindingSource
    • 製品一覧TableAdapter

 これで、Accessのデータベースに接続して選択クエリを実行し、その結果を取り出してfpSpreadコンポーネントに連結する処理が出来上がりました。

次のページ
ソートとオートフィルタの設定

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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